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AEDの学校配備、財政事情で自治体に格差

▽4市で完備 広島市は16%
 心臓に電気ショックを与える救命器具、自動体外式除細動器(AED)の学校配備をめぐり、広島県や各市の対応が分かれている。福山や東広島など4市が全校導入に踏み切った。一方で財政事情もあり、6市は2割以下にとどまるが、学校現場からは早期導入を求める声が高まっている。(石川昌義)

 学校配備のAEDが救命に貢献した事例が福山市で起きた。関係者の証言で振り返る。

 二月六日朝、福山市の住宅街にある小学校一階で、取引先の男性が心臓の持病で倒れた。近くにいた養護教諭(50)が三分後にはAEDで応急処置。到着した救急隊に引き継いだ。男性は病院で意識を回復し、後遺症もなく退院したという。

 養護教諭は「慌てず対応できた。救命は時間との闘い。命を救えてよかった」と話す。福山市は昨年度までに百十五ある市立小中高校全校へのAEDの配備を終えていた。

予算化見送る

 県内でほかに三次、大竹、東広島市も全校に導入。竹原、三原、安芸高田市は本年度中に全校で配備する計画である。

 一方で広島市は、市立高校を含めた配備率が16・4%(三十七校)にとどまる。昨年末にまとめた公共施設への配備指針では学校の優先度を駅や体育施設と並ぶ高位に明記。本年度は、全六十三中学校への導入経費計千五百万円を見積もったが、財政難から予算化は最終的に見送った。

 これまで広島市は、市立高全八校に配備を済ませた。二〇〇四年に市立高二年の男子生徒=当時(17)=が体育の授業後、急性心不全で死亡したのを契機に「ハードな運動をする高校生は危険度が高い」と購入した。

 国の補助なし
 一方で小中学校二十九校に備えるAEDは、いずれも地域団体からの寄贈分。まだ、小中学校には税金を投入していない。

 AEDは一台約三十万円。国や県の補助金はなく、財政事情を背景に一斉導入をためらう自治体も少なくない。呉、尾道、庄原、廿日市市でも配備数を早期に増やす計画はない。府中、江田島市は一部の学校で本年度に導入する。

 学校現場で配備を願う声が強い。広島市西区の小学校では三月、心疾患のある児童が始業前に倒れた。救急隊員が、救急車積載のAEDで救った。

 以前の勤務校で児童の突然死も経験した校長(52)は「救急車を待つ間、呼吸や脈が弱まるにつれ、焦りが募った。AEDがないのは不安だ」と明かす。

 消防庁によると、心停止した場合、脳障害などの後遺症を残さず救える確率は、処置が一分遅れるたびに7~10%下がるという。

 学校は地域の拠点でスポーツや行事で大勢の人が集う。広島大大学院の谷川攻一教授(救命医学)は「AEDの学校配備は住民も含めた命を幅広く救う可能性を高める」と指摘している。

http://www.chugoku-np.co.jp/Health/An200804100381.html
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